BTCの上昇にはイラン国民の買いが微妙に影響している可能性

ビットコインが対ドルで1万ドルを突破してから間もなく1万1000ドルに到達するなど急激な上昇を果たしています。

こうした上昇には実に様々な要因が絡んでいるようですが、イランの店頭でビットコインがプレミアム付きで売られているといったことも実際に起きているようで、どうやら中東の地政学リスクもこの状況に影響を与えていることがわかります。

確かに米国ともめているときに自国通貨を売ってドルを買うということは非常にやりにくいことです。

トルコ・イスタンブールの市長選再選挙なども微妙にその上昇に絡んでいるようで、これまではなかなかビットコインに手を出せなかったような層が自国の法定通貨を売ってビットコインに逃げ込むという特殊な需要が相場を持ち上げ始めていることはどうやら間違いなさそうな状況になってきているようです。

これまではどちらかというと既に確立された資本市場から資金がビットコイン市場に流入したり流出したりすることが考えられていたわけです。

しかし、法定通貨としてドルやユーロ、円などとうまく両替ができない、多額な金額での売買という制約がでてくることになると、今後ますますこうした新興国や問題を抱えた国の国民がみずからの資産をビットコインに投入して逃げ場をつくるといった動きが顕在化しそうで、あらたな市場を形成することも期待されるところです。

それだけビットコインの知名度やその中身に対する理解が進んできていることも強く感じさせられます。

取引所については依然としていろいろな制約があることも事実ですが、自国の取引所以外で売買をするケースも多くなってきているようで、思わぬ形で仮想通貨の売買ビジネスが拡大しそうな雰囲気になってきています。

確かに米国とイランは一旦は戦闘状態を免れていますが、もし戦争が起きるとなればイラン国内が戦場となる可能性は気雨て高く、リスクを感じた国民が資産をデジタル上に逃がすという動きに出るのはよく理解できる状況です。

今年に入ってからはベネズエラやメキシコなどからの資金の流入も高まっているといいます。

法定通貨自体に問題を抱えているケースや地政学リスクのケースなどあらゆる危機的状況が起こるたびに、ビットコインが値上がりするようであれば世界的なリスク回避資産としての座をより明確に確立することになるのかも知れません。

ビットコインははからずもかなり面白い位置づけになろうとしているようです。